日銀が14日発表した9月の国内企業物価指数（2000年＝100、速報）は前年同月比1.7％増の98.3となった。原油など素材・原材料価格の高止まりが影響し、19カ月連続の上昇となった。上昇幅は8月から横ばい。

　国内企業物価は出荷や卸売り段階での企業間の取引価格を示す。9月は石油・石炭製品が21.4％上昇した。米国やアジアの需要の高まりを受けて非鉄金属も12.3％上昇した。「世界的な景気の回復を背景に、商品市場に投機的な資金の流入が続いているのも押し上げ要因」（日銀）という。詳しくはココ（日本経済新聞）